AIに、
社内のシステムを触らせる。
いまAIが中心にあって、その周りに Salesforce や Slack、freee、Google、GitHub が
コネクタでつながる形が、実際に動くようになりました。
道具は揃っています。残っている問題は「どこまで触らせるか」です。
AIから見ると、Salesforceは
連携先のひとつになります
これまでは、システムとシステムを1対1でつないでいました。 Salesforceと会計、Salesforceとチャット、というように、つなぐたびに開発が必要でした。
いまは、AIが真ん中に立って、それぞれのシステムに手を伸ばせます。 つなぎ方が変わったのではなく、つなぐ主体が変わりました。
この見方をすると、Salesforceは「中心」ではなく「もっとも情報が溜まっている連携先」になります。 だからこそ、データが整っている会社ほどAIが効きます。
4つに分けています
何を触らせるか決める
いきなり全部つなぐと事故になります。読むだけにするか、書き込ませるか、どのデータまでか。ここを最初に線引きします。
渡す仕事を切り分ける
AIが得意なのは、量が多くて判断基準がはっきりしている仕事です。逆に、責任が伴う判断は渡しません。業務を見て仕分けます。
システム間をつなぐ
AIを経由して、片方から読んで片方に書く。これまで開発が必要だった連携が、設定と手順書で回る場合があります。
判断基準を文書にする
社内の「こういうときはこうする」を書き出してAIに渡します。ここが一番効きます。人の頭の中にあるままでは、AIは使えません。
AIに全権を渡さない
AIを業務に入れるときにいちばん怖いのは、性能ではなく事故です。 消してはいけないものを消す、出してはいけない情報を出す。一度起こると、二度と使わせてもらえません。
私たちは、権限を動詞の単位で切って渡します。 「読む」は渡す。「書き加える」は範囲を決めて渡す。 「書き換える」と「消す」は渡さない。
これは思想ではなく、実際の設定です。クラウドの権限設定で、AIが呼べるものを名前と動詞で限定します。 この形にしておくと、間違いが起きても被害が出ません。だから安心して任せられる範囲を広げていけます。
実際の設定例。読み取りから始めて、うまく回るものだけ書き込みを許可していきます。 「消す」を最後まで渡さないのが要点です。
自社でやっているからです
このWebサイトを作り替える仕事そのものが、AIに社内のシステムを触らせて進めているものです。 何をやったか、そのまま書きます。
AIに社内のシステムを読ませた
Salesforce のコンテンツ管理から記事193本と画像1,524点を取り出して棚卸ししました。どの記事が検索から読まれているか、どのURLが重複しているかを全数で突き合わせました。人手では数日かかる作業です。
権限を絞って外部サービスを触らせた
AWSのDNS設定を、レコードの名前と種別と動詞で限定したポリシーの範囲だけ操作できるようにしました。メールに関わるレコードは触れない設定です。事故が起きない形にしてから渡しています。
判断の記録を外に置いて共有した
「なぜこう決めたか」を社外のリポジトリに書き溜めて、複数のAIから読める状態にしています。担当が変わっても、AIが変わっても、判断の履歴が残ります。
間違いを見つける役を別に立てた
計画を書いたAIとは別のAIに、同じ材料を渡して検算させています。実際に、数字の誤りと判断の甘さが複数見つかりました。1つのAIに任せきりにしない形です。
「できます」と言うより、「うちはこうやっています」をお見せするほうが確かだと考えています。
自分たちで使っているものから始めます
触ったことのないシステムを「つなげます」とは言いません。 下は自社で運用しているか、支援した実績があるものです。
- 顧客・案件
- Salesforce(Sales Cloud / Service Cloud / Account Engagement)
- コミュニケーション
- Slack / Google Workspace(Gmail・カレンダー・ドライブ)
- 会計・人事労務
- freee
- 開発・文書
- GitHub / Quip
- クラウド
- AWS(DNS・ストレージ・権限管理)
- それ以外
- APIが公開されているものは、つなげるかどうかを調べてお答えします
小さく試して、広げます
いまの業務を見せてください
使っているシステムと、手作業でつないでいるところを洗い出します。ここに時間をかけます。
1つだけ選んで、読み取りから
いちばん量が多くて判断が単純なものを1つ選び、AIに読ませます。書き込みはまだしません。
合っているか確かめる
AIが出した結果を人が検算します。合わないところが必ず出ます。そこを直すのが本番です。
書き込みを許可する
信用できる範囲だけ、書き込みを許します。消す権限は渡しません。
次の1つへ
1つ回るようになったら、同じ型で次に広げます。
まず現状を見るところから
何ができるかは、いまのシステムとデータの状態で決まります。
そこを見ないうちに金額をお出しすることはできません。
最初は棚卸しだけをお受けして、そこでやる価値があるかどうかをお伝えします。
価値がなければ、そう申し上げます。
いまのシステムと業務を見て、AIに渡せる仕事とその順番、想定される効果と危なさを整理してお渡しします。 ここで終わりにしても構いません。
伴走支援と同じ形で、定例の打ち合わせを持ちながら進めます。回数によって変わります。