医療機器新規構築長期継続
機器の修理履歴を、
現場が入力できる形にした。
紙の作業票で回っていた修理と点検。事務所に戻ってから転記する運用で、記録が追いつかず、次の点検の期限も分からなくなっていました。
困っていたこと
納入した機器の点検と修理を、担当者が訪問して行います。作業の内容は紙の作業票に書き、事務所に戻ってからExcelに転記していました。忙しい時期は転記が溜まり、数週間分の紙が机に積まれることもありました。
困るのは、次の点検がいつなのかが分からなくなることです。機器ごとに周期が違い、前回の作業日が入力されていないと計算できません。結果として、お客様から「そろそろ点検では」と言われて動く形になっていました。
最初にお聞きしたのは「機器の台数と、1台あたり何を記録する必要があるか」だけです。紙の作業票をそのまま画面にすると、たいてい失敗します。紙は書ける欄が多いので、そのまま作ると入力が終わりません。
やったこと
1. 機器を1台ずつ登録した
どのお客様のどの場所に、いつ納めた機器が何台あるか。ここを台帳にしました。作業の記録は、この機器にぶら下げます。機器が引き取られたときは状態を変えるだけで、履歴は残ります。
2. 入力する項目を、現場で終わる量に削った
紙の作業票にあった項目を、その場で入力し終わる量まで削りました。選択肢から選べるものは選択式にし、自由記述は1か所だけにしました。写真を撮って添付できるようにしたので、細かい状況は文章で書かなくてよくなりました。
3. スマートフォンで完結するようにした
訪問先で開いて、その場で記録して終わり。事務所に戻ってからやることを残さない形にしました。電波が弱い場所があるため、入力の途中で失われないような作りにしています。
4. 次回の点検日を自動で計算した
作業を記録すると、機器ごとの周期にもとづいて次回の予定日が入るようにしました。予定日が近いものは一覧に出るので、こちらから連絡できます。お客様に言われる前に動けるようになったのが、いちばん大きな変化でした。
変わったこと
- 事務所に戻ってからの転記作業がなくなった
- 紙の作業票が机に溜まらなくなった
- 次回の点検予定が自動で分かるようになった
- お客様からの問い合わせに、その場で履歴を見て答えられるようになった
- 写真が残るので、前回の状態と比較できるようになった
対応件数や訪問件数の変化については、公開の許諾をいただいていないため書きません。
使った機能
| 機器の台帳 | カスタムオブジェクト。取引先と場所に紐づけています |
| 作業の記録 | カスタムオブジェクト。機器にぶら下げて履歴を積み上げます |
| 現場での入力 | モバイルアプリと、項目を絞った入力画面。写真の添付 |
| 次回予定の計算 | 数式とフロー。機器ごとの周期から算出 |
| 予定の一覧 | リストビュー。期限が近いものを上に出しています |
この案件の進め方
導入支援で立ち上げたのち、伴走支援で継続しています。製造や在庫の管理にも範囲を広げているため、いまも毎月手を入れています。
あわせて読む
- Salesforceカスタマイズ ── 現場が使える形に直すご相談はこちらから
- ほかの事例 ── 業種ごとにご覧いただけます