協会・検定新規構築長期継続

会員管理と検定申込を、
ひとつの台帳にまとめた。

会員の名簿はExcel、検定の申込は紙とメール、入金の確認は通帳。同じ人の情報が3か所にあって、どれが正しいか分からなくなっていました。

困っていたこと

会員の入退会が年間を通して発生します。それをExcelの名簿で管理していました。一方で検定試験の申込は、申込書をメールやFAXで受け取り、別のExcelに転記していました。入金の確認は経理が通帳を見て、また別の表に印をつけていました。

問題は、同じ人の情報が3か所にあることでした。住所が変わったときにどこを直せばいいのか、退会した人に検定の案内が届いてしまうのはなぜか、といったことが起きます。担当の方は「間違いが起きないように」全部を目で確認していて、その確認作業だけで毎月かなりの時間を使っていました。

最初のご相談は「Salesforceを入れたい」ではなく、「この確認作業をなくしたい」でした。ツールの話から始めなかったのが、うまくいった理由だと思っています。

やったこと

1. 会員を1件のレコードに寄せた

まず、人の情報を1か所に集めました。会員かどうか、いつ入会したか、いつ退会したかを、同じレコードの中で持つようにしました。Excelを3つ統合したのではなく、「この人は誰か」と「この人が何をしたか」を分けたのが要点です。

2. 検定の申込を、会員にぶら下げた

申込は、会員のレコードに紐づく別のレコードとして持ちます。同じ人が何度も受験するので、申込は増えていきますが、人は増えません。過去に何を受けて、受かったか落ちたかが、その人のページを開けば分かる状態にしました。

3. 入金の確認を、申込の状態にした

「入金待ち」「入金済み」「受験済み」という状態を申込のレコードに持たせ、経理が確認したらそこを更新する形にしました。通帳と表を突き合わせる作業は残りましたが、突き合わせた結果を書く場所が1か所になったので、二重入力がなくなりました。

4. 案内の宛先を、条件で作れるようにした

「今年度の会員で、まだこの検定を受けていない人」のような条件でリストを作れるようにしました。これまでは手作業で名簿を絞っていたところです。退会した人に案内が飛ぶことは、条件を間違えなければ起きません。

変わったこと

  • 同じ人の情報を3か所に書く必要がなくなった
  • 「どれが正しいか」を確認する作業がなくなった
  • 会員のページを開けば、その人の履歴が全部見える
  • 案内の宛先を、条件を指定して作れるようになった
  • 担当者が一人でも、状況を把握できるようになった

効果を数字でお出しできるとよいのですが、公開の許諾をいただいていないため控えます。作業時間が減ったことは、担当の方から言葉でお聞きしています。

使った機能

会員・申込の管理個人取引先とカスタムオブジェクト。標準機能の範囲で組みました
状態の管理選択リストと入力規則。決まった順番以外に進めないようにしています
宛先リストの作成レポートとリストビュー。条件を保存して使い回せるようにしました
自動化フロー。状態が変わったときの通知と、関連レコードの更新

コードは書いていません。標準機能とノーコードの範囲で組めています。そのため、この先は担当の方ご自身で項目を増やせます。

この案件の進め方

新しく構築する案件でしたので、導入支援で立ち上げたあと、伴走支援に移って改善を続けています。年度ごとに検定の種類が変わるため、そのたびに手を入れています。

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同じ人の情報が複数の表に散らばっている、という状態は多くの会社で起きています。まず現状を見せていただければ、整理の順番をお伝えします。

これは公開前のモックです(2026-08-13 ソル作成)

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